スペシャルオリンピックス(SO)とは、知的発達障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。SOは非営利活動で、運営はボランティアと善意の寄付によっておこなわれています。SOでは、これらのスポーツ活動に参加する知的発達障害のある人たちをアスリートと呼んでいます。
スペシャルオリンピックスの使命は、知的発達障害のある人たちに年間を通じて、オリンピック競技種目に準じたさまざまなスポーツトレーニングと競技の場を提供し、参加したアスリートが健康を増進し、勇気をふるい、喜びを感じ、家族や他のアスリートそして地域の人々と、才能や技能そして友情を分かち合う機会を継続的に提供することである。
■ アスリートの健康や体力増進、スキル向上だけでなく、多くの人との交流を通じて彼らの社会性を育むこと。 ■ 適切な指導と励ましでアスリートが上達し、自立への意識を高め成長していくこと。 ■ 活動に参加するボランティアがアスリートとの関りの中で多くのものを学んでいくこと。
「スペシャルオリンピックス」の名称が複数形で表されているのは、大会に限らず、日常的なスポーツトレーニングから世界大会まで、様々な活動が年間を通じて、世界中でおこなわれていることを意味しています。
スペシャルオリンピックスは1963年、故ケネディ大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバー夫人が自宅の庭を知的発達障害のある人たちに開放して開いたデイキャンプが始まりです。夫人には、「知的発達障害があっても、スポーツを心から楽しむチャンスが与えられるべきだ」との信念がありました。
SOの活動は、ジョセフ・P・ケネディ財団の支援のもと1968年に組織化され「スペシャルオリンピックス」となり、全米をはじめ、世界へ広がっていき、1988年には、国際オリンピック委員会(IOC)と「オリンピック」の名称使用や相互の活動を認め合う議定書を交わしています。
競技会は、1969年シカゴで開催された全米大会を機に、夏季世界大会が始まり、ついで1977年から冬季世界大会も行われるようになり、オリンピックと同じようにそれぞれ4年毎に開催されています。
現在、170ヵ国以上で、約350万人のアスリートと80万人のボランティアが活動に参加しています。
スペシャルオリンピックス(SO)でスポーツプログラムに参加しているとき、またはプログラムから離れた時、そのどちらにおいてもSOに参加し可能性を広げたいと思っているアスリートに提供するプログラムです。 また、アスリートリーダーシッププログラムの活動に取り組むアスリートが活躍できる機会を広げるために支えるボランティアをトレーニング・サポートします。
スペシャルオリンピックス日本・愛知では上記のことを理念にし、よりアスリートが参加しやすく、また少しずつステップアップしていけるためにアスリート委員会の活動と別に「ALPs in 愛知」というプログラムを行っています。
参加対象アスリートは18歳(高校を卒業した年齢)以上です。参加ボランティアはアスリートに年齢が近い40歳未満の若いボランティアのみで行っています。活動内容はアスリートの興味があることは手段として行い、毎回その活動の発表を行っています。
過去の内容は「絵を描こう」「写真を撮ろう」「アナウンサーになるゾー!」などです。
ヘルシーアスリートプログラム(HAP)とは、アスリートの健康を増進し、競技会などで実力を最大限に発揮できるよう健診を行い、アスリート本人やコーチ、ファミリーに結果を伝えて、健康に対する意識や知識の啓蒙を行い、生活の質の向上を目指しています。HAPには次の6部門があり、
■ 足のケア(フットフィート) ■ 身体の柔軟性やバランス(ファンフィットネス) ■ 聴力(ヘルシーヒアリング) ■ 栄養・生活習慣(ヘルスプロモーション) ■ 視覚(オープニングアイズ) ■ 口腔の各領域(スペシャルスマイル) の各領域に対応しています。知的発達障害者の特性を理解した言語聴覚士、理学療法士、検眼士、栄養士、医師、歯科医師などがボランティアとして参加し、小学生から成人までのアスリートの健診や教育に従事しています。
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